2020年度 年頭所感


 

新年あけましておめでとうございます。

皆さまには健やかに新年をお迎えのこととこころよりお慶び申し上げます。

昨年は日本で開催されたラグビーのW杯が大変な盛り上がりをみせました。

令和の時代を迎え、今年の夏には東京でオリンピック・パラリンピックが開催予定ということもあり、大きな節目の年になりそうだなと感じています。

選手の方々の活躍に元気をもらえると良いなと楽しみな気持ちを抱きつつ、この国家的なプロジェクトが終わった後の様々な影響にも注意していく必要があると感じています。

医療現場における働き方改革の問題、増加の一途をたどる外国人労働者への対応など、これまで経験したことのない事態にも面しており、今年は自分達の認識も改革していく必要があると思っています。


一層、ストレス関連疾患の治療にも力を入れていきます

当院では、ストレス関連疾患(うつ病や適応障害など)に対する専門治療病棟として、県内ではいち早くストレスケア病棟を運用しています。

昨年度は当院が幹事となり唐津の地で『第24回日本ストレスケア病棟研究会』を開催することとなりました。しかし、約1年の準備をしてスタッフの志気も上がったところで台風により中止を余儀なくされてしまいました。唐津の地に全国から参加者の方々にお集まり頂くのを楽しみにしていたので非常に残念でしたが、この経験を糧により一層ストレス関連疾患の治療には力をいれていきたいと思っています。

昨年には、うつ病に対するrTMS(磁気刺激治療)が保険適応となり、全国的にもニーズが高まっており、当院でも保険診療に対応出来るように準備をしていこうと考えております。


令和の時代、全職員でワンチームとなり取り組んで参ります

精神科の治療においては、薬物療法も大きな役割を果たしています。

これまでは統合失調症ではドパミン、うつ病ではセロトニン、ノルアドレナリン、アルツハイマー型認知症ではアセチルコリンといった神経伝達物質が関与しているという理論の下で様々な薬剤が開発されてきました。それらと違う作用で効果を期待する新薬が日本でも開発が始まっています。

当院では新しい治療法の開発にも積極的に関わっており、少しでも病気の回復や社会復帰に貢献出来るよう取り組んでいきたいと考えています。院内にも様々な臨床試験の案内のパンフレットを置いていますので、興味がある方はぜひ手に取ってご覧下さい。

 

このように、令和の時代にマッチしたより良い医療の提供、地域への貢献を目指し、全職員でワンチームとなり取り組んで努めて参る所存です。

 

最後になりますが、皆さまおよび「虹と海のホスピタル」にとりまして幸多い年となりますよう祈念しまして、年頭のごあいさつといたします。

今年もあたたかいご支援とご助言をこころよりお願い申し上げます。

相談室はこちらから
医療法人唐虹会
虹と海のホスピタル
〒847-0031 佐賀県唐津市原842-1
唐津ICすぐそば
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