精神科の治療においては、薬物療法も大きな役割を果たしています。
これまでは統合失調症ではドパミン、うつ病ではセロトニン、ノルアドレナリン、アルツハイマー型認知症ではアセチルコリンといった神経伝達物質が関与しているという理論の下で様々な薬剤が開発されてきました。それらと違う作用で効果を期待する新薬が日本でも開発が始まっています。
当院では新しい治療法の開発にも積極的に関わっており、少しでも病気の回復や社会復帰に貢献出来るよう取り組んでいきたいと考えています。院内にも様々な臨床試験の案内のパンフレットを置いていますので、興味がある方はぜひ手に取ってご覧下さい。
このように、令和の時代にマッチしたより良い医療の提供、地域への貢献を目指し、全職員でワンチームとなり取り組んで努めて参る所存です。
最後になりますが、皆さまおよび「虹と海のホスピタル」にとりまして幸多い年となりますよう祈念しまして、年頭のごあいさつといたします。
今年もあたたかいご支援とご助言をこころよりお願い申し上げます。 |